掲載情報|Vol.73-2 「コンフォートゾーンを出ろ」という教訓が、人間の幅を広げてくれた キャリアアップナビ

仕事やキャリアは選択の連続です。右か、左か。人生の岐路においては迷うのが当然。しかし、指針となるものさえあれば、最終的には自分にとっての最適解をとることができます。PayPayカードで既存会員向けのマーケティングのトップを務める、佐々木仁(ささきひとし)さんは、大学卒業後にクレジットカード業界へと飛び込み、2年前にPayPayカードという業界に風穴を開けた企業への転職を決意しました。そんな佐々木さんは、仕事やキャリアの選択を迫られたとき、どのようなことを大切にしているのでしょうか。マスメディアンのキャリアコンサルタント・荒川が伺いました。
マスメディアン荒川が取材をした「キャリアアップナビ」記事が、宣伝会議「AdverTimes.」に掲載されました。
10年くらい前、ニッセン・ジー・イー・クレジットというカード会社でマーケティング部門の管理職を務めていたのですが、その出資会社であるGeneral Electric社がコンセプトとしていた「コンフォートゾーンを出ろ」という言葉です。
コンフォートゾーンとは、自分にとって居心地がよい環境のことです。仕事を例に説明すると、慣れた業務をやり続けるのは、失敗する不安がない。そして、いつも同じメンバーと仕事をしていれば、耳が痛いことを言われずに済む。
慣れた環境に留まることは快適です。でも、成長のためには挑戦が必要で、時にはそのゾーンを出て新しい自分を発見することが大事だという話でした。
──選択肢がいくつかあったら、険しい方へ進みなさいということですね。そう言われて、どうでした?
最初はあまりピンときませんでした。でも、せっかくアドバイスをもらったので、何か新しいことに挑戦してみるかと思って。仕事ではありませんが、好きなサッカーの指導者ライセンスを取ってみることにしたんです。指導者ライセンスは少年サッカーやプロレベルの指導者が取得するもので、レベルが高いのはわかっていましたが、思い切って講習会に申し込みました。
──それはいつ頃のことですか?
私が40歳の時です。当然ながら、カリキュラムには座学だけでなく、実技もありました。勢いで行ったはいいけれど、実際は全然走れないし、実技も群を抜いて下手で……。
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──仕事をする上で、指針としていることを教えてください。10年くらい前、ニッセン・ジー・イー・クレジットというカード会社でマーケティング部門の管理職を務めていたのですが、その出資会社であるGeneral Electric社がコンセプトとしていた「コンフォートゾーンを出ろ」という言葉です。
コンフォートゾーンとは、自分にとって居心地がよい環境のことです。仕事を例に説明すると、慣れた業務をやり続けるのは、失敗する不安がない。そして、いつも同じメンバーと仕事をしていれば、耳が痛いことを言われずに済む。
慣れた環境に留まることは快適です。でも、成長のためには挑戦が必要で、時にはそのゾーンを出て新しい自分を発見することが大事だという話でした。
──選択肢がいくつかあったら、険しい方へ進みなさいということですね。そう言われて、どうでした?
最初はあまりピンときませんでした。でも、せっかくアドバイスをもらったので、何か新しいことに挑戦してみるかと思って。仕事ではありませんが、好きなサッカーの指導者ライセンスを取ってみることにしたんです。指導者ライセンスは少年サッカーやプロレベルの指導者が取得するもので、レベルが高いのはわかっていましたが、思い切って講習会に申し込みました。
──それはいつ頃のことですか?
私が40歳の時です。当然ながら、カリキュラムには座学だけでなく、実技もありました。勢いで行ったはいいけれど、実際は全然走れないし、実技も群を抜いて下手で……。
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