掲載情報|Vol.76-2 マーケターは、打率を気にせず打席に立ち続けよ キャリアアップナビ

SMBCグループの銀行口座、カード決済、証券、保険などの機能を1つのアプリで完結させた総合金融サービス「Olive(オリーブ)」が好調です。日常づかいしやすいという特長がデジタルネイティブ世代を中心に支持され、2023年のサービス開始から約2年でアカウント数は500万を超えました。メガバンクの金融サービスとして異例のヒットとなった「Olive」。その後も、PayPayとの提携を実現するなど、キャッシュレス化をリードし続けるSMBCグループでは、どのようにして企画を生み出し、実現しているのでしょうか。三井住友カード執行役員マーケティング本部共同本部長・伊藤亮佑さんに、マスメディアンの荒川直哉が伺いました。
マスメディアン荒川が取材をした「キャリアアップナビ」記事が、宣伝会議「AdverTimes.」に掲載されました。
あくまで私がいたころの話ですが、在籍していた大手通信会社が意外とプレゼン文化だったのです。どんなにいい企画でも、資料が良くなかったら上司が通してくれない。1ページ目を開いただけで、「このグラフがわかりづらい」と、やり直しを求められたこともありました。
──それはなかなか厳しいですね。
当時は私もそう感じていました。でも、いま振り返ると、マーケターとしてすごく大事な訓練だったなと思います。どんなにいい内容でも、最初でつまずいたら、それ以上読み進めない。これって、消費者が情報に触れたときの行動そのものですから。上司に伝わらないものが、市場に投入した際に消費者に伝わるわけがないですよね。どう伝えたら製品・サービスを理解してもらえるか、表現に真剣に向き合うことはとても重要です。
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──2016年に前職の大手通信会社から三井住友銀行に転職されました。それまでとは真逆の企業文化に飛び込んだ印象ですが、実際はどうでしたか?あくまで私がいたころの話ですが、在籍していた大手通信会社が意外とプレゼン文化だったのです。どんなにいい企画でも、資料が良くなかったら上司が通してくれない。1ページ目を開いただけで、「このグラフがわかりづらい」と、やり直しを求められたこともありました。
──それはなかなか厳しいですね。
当時は私もそう感じていました。でも、いま振り返ると、マーケターとしてすごく大事な訓練だったなと思います。どんなにいい内容でも、最初でつまずいたら、それ以上読み進めない。これって、消費者が情報に触れたときの行動そのものですから。上司に伝わらないものが、市場に投入した際に消費者に伝わるわけがないですよね。どう伝えたら製品・サービスを理解してもらえるか、表現に真剣に向き合うことはとても重要です。
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