サーモン好きといえば誰だ?!
熊だー!!
というわけで、今回ひらめきランチ探検隊がやってきたのは、都内でも珍しいサーモン専門店「熊だ」です。

JR原宿駅・東京メトロ明治神宮前駅から徒歩5分ほどの場所にある人気店で、アパレルショップが並ぶテナントビルの地下1階にあります。看板が控えめなので、通りすぎないようにご注意くださいね!

階段から見えるカウンター席のみのこぢんまりとした店内は既に満席! 「行列覚悟で」という前評判通り並んでいる方も数組いましたが、回転が速いので、すんなりと入店できました。

メインメニューはサーモンの刺身やサーモンたたきを乗せた980円のサーモン丼から、特上いくらに生雲丹をトッピングした1980円の豪華丼までの12種類。このほかにも希少な黄金いくら丼などもあり、とても豊富です。メニュー表を眺めるだけで、サーモンの無限の可能性が目前に広がっていきます。

悩みに悩んで今回選んだのは、
鮮やかなオレンジ色のなかひときわ目立つ、真っ白な長野の高級サーモン「シナノユキマス丼」(1280円)。国産サーモンは、「活け締め」「神経締め」といった処理を施した鮮度抜群のものを提供するのが「熊だ」さんのこだわりだとか。さらに、すじこ・しらすといった嬉しいトッピングメニューも充実しており、せっかくなので「いくら10g」(+200円)のトッピングを追加しました。

注文からほどなくして、サーモンの概念を覆すようなどんぶりが登場です。

鯛? スズキ? いえいえ、本当にこれもサーモンなんです!
シナノユキマスという真っ白なステージに煌めく、美しいいくらの宝石たち…。おっと、あまりの美しさに意味不明なことを書いてしまいました。

食感は鯛のようなふんわりとした柔らかさと、しっかりとした身の引き締まりが感じられます。しかし味に淡白さはなく、サーモンの旨味が口の中にじわ~っと広がります。これが国産サーモン、シナノユキマスの力…! 北海道産のお米もおいしく、もちろん、いくらもプリップリです。

ちなみにこちらは、お隣のひらめき隊員が注文した「熊だ丼(上)」(1480円)です。そびえ立つサーモンのたたきの山から、いくら、蟹が零れ落ちる豪華どんぶり。こちらもおすすめです!
これらの写真をご覧になった皆さまは、「もう説明はいらない! 写真でわかった!」「行こう!」と思われていることと思います。

が、しかーし! 「熊だ」さんには、さらなるトドメも待ち受けているのです。

それがこちら、「無料の鮭出汁のお茶漬けサービス」!
あ~~~~~~!!! 絶対においしいやつ~~~~!!!!

実はどんぶりを最初に注文する時に「鮭塩糀・鮭明太子・焼き鮭」の中からお茶漬け用の付け合わせが1品選べます。ご飯と切り身を少し残して鮭出汁を注いでいただくもよし、完食後にご飯を追加していただくこともよし。

私は鮭塩糀を選びました。そのままでもあっさりと優しい〆のお茶漬けですが、おすすめの食べ方として紹介されている黒七味とブラックペッパーをかけるとまったく違った味わいとなり、文字通り最後の1滴まで楽しめます。少し洋風のフィッシュスープのようになり、とってもおいしいです。

正直なところ、サーモンというお馴染みの食材を、どんぶりひとつでこんなにもたくさんの味わいが提案できるとは思いも寄りませんでした。私たちの日常の中にも、こんなふうに「ひらめき」ひとつで無限に化けるものがあるのかもしれません。

皆さまもぜひ極上のサーモン丼で、ひらめきパワーをチャージしませんか。

◎ひらめきポイント:脂の乗ったおいしいサーモン。実はこの脂には「オメガ3系脂肪酸(DHA・EPAなどの総称)」という栄養素がたっぷり含まれています。動脈硬化・血栓症予防・血液サラサラ効果に加えて、脳細胞を活性化させたり、記憶力を向上させたりする効果もあるそう。また、このオメガ3系脂肪酸は熱に弱いため、摂取には「生食」が推奨されています。おいしいサーモン丼で、心も脳も元気になりましょう!

【店舗情報】
サーモン丼専門店 熊だ
http://kumada.tokyo/
写真
岩本由莉耶
ひらめきランチ探検隊 隊員
旅先の地理と食文化を調べるのが大好きな駆け出しライター。最近、鍾乳洞や鉱山を巡りがちです。
写真
ひらめきランチ
発想力のある人は、ちゃんと外出ランチを楽しんでいるに違いない。ひらめきが足りないのは、ランチが足りないからだ! そんな仮説に基づいて、<ひらめきランチ探検隊>が結成されました。探検隊の原則は、3つ。①広告・メディア・マーケティング系の人がいそうな界隈を探索する。②1500円以内で探索する(1000円以内も積極的に)。③メニューにアイデアがある気合い充分・独立系のお店を探索する。クリエイティビティとランチの関係について探ります。
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