1 経歴や仕事・家庭の状況は?

──歯みがきや手洗い、洗濯や食器洗いなど、日々の生活に欠かせない多くの商品を世に送り出すライオン。「今日を愛する。」という素敵な企業スローガンでも、おなじみです。ライオンの広報担当として働く板垣さんに、まずは、ご自身の経歴やお仕事とご家庭の状況について、話を伺いました。
──ご経歴について、簡単に教えてください。
2012年に新卒で入社して、11年目になります。最初は、化学品を扱う関係会社へ配属になりました。そこでは、カーボンブラックという電池などの材料となる導電性物質のBtoB営業を行い、そのあと海外営業や新規事業担当を経て、現在、ライオン本社の広報を担当しています。

──プライベートでは、どうですか。
2018年8月に第一子を出産し、今、4歳です。また2021年1月に第二子を出産したのですが、ちょうど同じタイミングで広報へ異動になり、そのまま産休・育休に入りました。

──育児休暇は、どれくらいの期間、取得しましたか。
第一子のときは、初めてのことで、復職後のことへの焦りもあったので、半年くらいと短めです。二人目は、丸一年以上お休みをいただき、2022年4月に復職しました。

──仕事と家事・育児への両立に不安はありませんでしたか。
まわりにもお子さんがいながら勤務している女性はたくさんいましたので、特に不安はありませんでした。また、「時短勤務」の制度があり、最大2時間の短縮勤務ができるので、第一子のときは、1年くらい時短で勤務しました。

加えて、当社は就業時間を自分で決められる「フルフレックス制」を導入しており、月単位で働く時間を調整できるので保育園からの急な呼び出しにも柔軟に対応できます。今はコロナ禍により業務形態も変化し、在宅勤務も活用できるようになったので、昔の先輩方と比べると、だいぶ働きやすい環境になっています。

2 仕事の楽しみや苦労は?

──続いて、広報のお仕事の中身ややりがいについて、伺いました。職場の制度やツールを活用しつつ、日々の仕事をする上で大切なのはチームワーク。普段からチーム内で情報共有をしっかりしていれば、お互いにサポートできますね。イキイキと楽しそうに話す板垣さんの姿が印象的で、とても魅力的でした!
──就職の際に、ライオンを選んだのはどういった理由でしたか。
薬局やドラッグストアで洗剤などの家庭用品を選ぶのが好きでしたし、誰もが知っている身近な商品の会社だから、というのが大きな理由です。また、就職活動をしたのが東日本大震災の年でして、多くの企業で採用活動が止まってしまっていたのですが、ライオンはスムーズに進んだというのもあります。

──広報は、どんな仕事ですか。
「ルックプラス バスタブクレンジング」をはじめ、お風呂の洗剤やトイレの洗剤など、リビングケア分野の担当です。また、今は勉強も兼ねて、いろいろな商品やイベントを担当しています。例えば、オーラルケア分野のセミナーをメディア向けに年2回、行っていますが、その司会をしたり、CM発表会のメディア対応をしたり。

──仕事の中で、楽しいと思うのはどんなことですか。
初めて会う人とつながる機会が多いのと、まだ慣れていないこともあって同じ仕事が少ないのが、面白いです。関わる人が営業にいたときよりも増えて、調整ごとも多いのですが、レスポンスを早くするように心がけています。

──仕事と家庭の両立で大変なことは、どんなことですか。
上の子の時にはあまり思わなかったのですが、下の子は病気になることが多く、急に仕事に行けなくなったり、お休みすることになってしまったりすることはあります。そのあたりは、周囲に助けていただくことが多いです。日頃から、Web会議用ツールを使ってこまめに連絡をとっているので、誰が何をやっているのか、皆の状況を把握できる状態になっています。また、週に1時間は、必ずチームで打ち合わせをしています。チーム力でカバーしてもらっています。

──育児や家事の経験が、仕事に活きたと感じたことはありますか。

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【インタビュアー】
シキノハナ
編集者・ライター 兼 華道家。東京都出身。ビジネス雑誌の編集長を経て、複合サービス企業へ転職。約16年間にわたり、広報を軸とした企画業務に携わる。現在はシキノハナを主宰。仕事に、家事に、育児に…と、忙しい女性を心からリスペクトし応援する。
<ホームページ> https://shikinohana.com/
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しゅふクリ・ママクリ
クリエイティブを一生の仕事にしたいと考える方へ、これからのキャリアを提案していくプロジェクトである「しゅふクリ・ママクリ」。キャリアを考えるのに役立つ記事を抜粋してお届けします。
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