長倉製作所は、自社の迷走を晒け出した新CM「メタルフォーミングのプロフェッショナルエンジニアリングカンパニー」編など5編を、1月19日よりWeb公開した。
新CMのテーマは「広告慣れしていないBtoB企業ならではの迷走」。目的は学生向けの採用広報となっている。コンセプト設計の背景にあるのは、業種がニッチすぎて興味を持ってもらいにくいという課題。本CMではそこを逆手にとり、これまで同社が伝え方に苦慮してきたが故の「迷走した表現」をネタに演出している。独特なロゴやニッチな言語など、同社の迷走にぜひ注目してほしいと長倉製作所は伝えている。

「メタルフォーミングのプロフェッショナルエンジニアリングカンパニー」編
工場内で穏やかな笑顔の外国人男性が、製品を大事そうに持ちながら、長倉製作所の長すぎる謎の通称「メタルフォーミングのプロフェッショナルエンジニアリングカンパニー」を連呼し、会社を紹介。
「設備紹介」編
稼働中のプレスマシンの前で外国人男性が、自社設備について解説。大ボリュームの作業音にも関わらず、マイペースに説明を続けていく。
「SNS」編
外国人男性が役員室のような部屋で、グローバル企業ならではの規模とSNSへの取り組みについて解説。社員数が海外通算で2000人以上である一方で、SNSのフォロワーが6人しかいないという物悲しさを、象徴的なライティングの中で語っていく。
また、新CM公開同日には、JR沼津駅在来線改札内サインボードに自虐ネタを表現したOOH広告を出稿した。「フォロワー6人しかいません。」という切ないSNS投稿風コピーに対して、強引に「なにはさておき正社員募集中!」と告知。見た人がどんな会社か気になってしまうキャッチーな広告になっている。
さらに新CM制作に伴い、採用サイトをリニューアル。新採用サイトのTOPページでは、思わず読むことを諦めてしまいそうな約1000文字の会社紹介を明記している。