幸年期マチュアライフ協会は、マチュア世代および男女の「更年期不」に着目し、この度、マチュア世代当事者やその周囲の人が「更年期不」を理解し、適切なアクションを選択できるように「更年期が幸年期になるカードゲーム」を開発。同社が定義する「更年期不」とは、更年期症状によるさまざまな体の変化や不調のことである。

この度、オンラインでも同カードゲームを行えるよう、オンライン版をスタートした。「更年期が幸年期になるカードゲーム」を活用した研修プログラムを2023年2月より展開してきたが、コロナ禍におけるオンライン研修の普及・定着に伴って開発された。
「更年期が幸年期になるカードゲーム」
「更年期が幸年期になるカードゲーム」
オンライン版イメージ
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幸年期マチュアライフ協会では独自調査により、男女マチュア世代自身の「更年期の理解とアクション」が人生100年時代の健幸ウェルビーイングの実現につながることを見出している。更年期世代とその周囲の人、企業の更年期の理解が進むことで、「我慢の更年期」と「更年期ロス」を生まない社会をつくることができると考え、カードゲームと研修プログラムを開発した。

同カードゲームは、「更年期不」を理解し、前向きな気持ちで「更年期」を過ごせるよう気付きを与えるだけでなく、周囲の理解を促進するきっかけとなっている。

コロナ禍よりオンライン研修が定着するなか、数々の「更年期が幸年期になるカードゲーム」に関する要望の下、2018年より朝日新聞社と宝島社「GLOW」、多くのパートナー企業とともに、女性が年齢を重ねることに新しい価値観をもたらす「Aging Gracefully」プロジェクトを運営する朝日広告社の開発協力にて、オンライン版のリリースに至った。

現在、同協会では企業従業員や生活者へのセミナーなどを通じ、「更年期が幸年期になるカードゲーム」ワークショップを実施している。企業、地方自治体、その他コミュニティとともに、男女マチュア世代の「更年期と改善緩和アクション」への気づき、理解を深める機会を提供しいる。また、このワークショップを推進する「幸年期ファシリテーター」の養成も行っている。

今回のオンライン化に伴い、企業のダイバシティエクイティ&インクルージョンの進化を推し進める活動を同協会は強化するつもりだ。

■企業向け研修プログラム概要
本研修は、従業員向け、企業のマネジメント向け、新人向けに実施できるカードゲームを活用したプログラムである。更年期の不調は、出世をあきらめる、休職さらには退職につながるなど、「職場における問題」、ひいては「社会問題」でもあるという、同社の考えを元にした取り組みとなっている。

当プログラムは「座学+カードゲームワークショップ+更年期ロスを生まないDE&I視点でのキャリアサポートワークショップ」によって構成され、参加者それぞれが「更年期の症状があることによってどのような変化や不調があるのか」そして「それを良くするために、どのようなアクションができるのか」を、参加者同士がディスカッションし、個人や組織の気づき・対処やアクションを促し、不調に悩む当事者のキャリアデザインに活かされ、幸年期を過ごすように、また更年期ロスのない、働きやすい、そして働き続けられる環境づくりを考えもらうゲームとなっている。

また、このプログラムは、リアルの場だけではなく、今回オンラインのワークショップでも実施できるようになる予定である。