有楽製菓は、ブラックサンダーが2024年9月に発売30周年を迎えることを記念して、九州エリアで「恩返し企画」を実施する。

背景には、1994年に発売したブラックサンダーが、発売から1年後の1995年に販売不振で一時生産を終了したことがあった。しかし、九州の一部の店舗から「人気があるからまた売ってほしい」と復活を望む声が上がり、その声に応えるべく九州の営業担当が会社に何度も直談判を行ったところ、「残っている材料の分だけ」と再販売が決定。そこから口コミで評判が広がり、生産を続けられることになった。有楽製菓は、「今のブラックサンダーがあるのは、九州のみなさまがあのときブラックサンダーを食べてくれて、おいしいと言ってくれたおかげ」として、発売30周年のタイミングで九州エリアに感謝を伝えたいと今回の企画に至った。

企画は7月17日よりスタートし、同日の朝刊(九州エリア7紙:西日本新聞、佐賀新聞、長崎新聞、熊本日日新聞、大分合同新聞、宮崎日日新聞、南日本新聞)に1面広告を掲載。「九州のみなさん、あのとき助けていただいたブラックサンダーです。」というキャッチコピーで感謝を伝えている。
同じく7月17日、福岡・天神地下街にて、 限定パッケージのブラックサンダー「アリガトサンダー」を配布するサンプリングイベントも実施した。
さらに、1995年のブランド存続の危機を救ってくれた「恩人」を探す「ブラックサンダーの恩人探し企画」も実施。心当たりのある人に、ブラックサンダー恩人探し事務局専用メールアドレスまで情報を寄せてもらうよう呼びかけている。また、この企画をより多くの人に知ってもらうためのWeb動画も公開している。