日本最大級の“SNS映え観光サイト”「スナップレイス」を運営するスナップレイスはTwitter分析データをもとに、2019年のTwitter映えスポットランキングを発表した。

同社によると、今年Twitterで映えた(バズった)スポットの特徴として挙げられるのは、「意外性」「規格外」「ストーリー」の3点。特に今年は「ストーリー」の特徴のうち、大喜利のようにボケ要素を交えて画像にセリフを付けるなどして紹介しやすいスポットが注目される傾向が多く見られると分析している。

今回1位に選ばれたのは「子どもからTwitterを取り上げる母の像」。Twitterのアイコンに似た小鳥を母親が子どもから奪っているように見える、ということから有名になった。実はこの像の正式名称は「平和の誓い像」で、非核・平和の意識を高める目的で品川区が建てたものだ。しかし、平和の象徴である鳩がTwitterのロゴマークに似ていること、子どもが小鳥を取り返そうとしているように見えなくもない躍動感、母親の凛とした表情などすべてがシンクロしたことによりTwitter上で話題を集めた。
なお、トップ10は以下の結果となった。

1位 子どもからTwitterを取り上げる母の像(東京都品川区)※正式名称は「平和の誓い像」
2位 大久野島(広島県竹原市)
3位 ノースサファリサッポロ(北海道札幌市)
4位 ふれあい下水道館(東京都小平市)
5位 郭公屋(岩手県一関市)
6位 筒石駅(新潟県糸魚川市)
7位 コスモアイル羽咋(石川県羽咋市)
8位 仙台大観音(宮城県仙台市)
9位 牛久大仏(茨城牛久市)
10位 まぼろし博覧会(静岡県伊東市)

また、同社は来年のTwitter映えスポットの特徴を予想。来年も引き続き「ストーリー」の特徴を満たすTwitter映えスポットが注目を集めるとの見解を示している。特に、ランキング1位の「子どもからTwitterを取り上げる母の像」のように、見る人によって受け取り方が異なる「勝手な解釈」がしやすいスポットがより注目を集める予想だ。