朝日新聞社が2019年に展開した「新聞広告の日プロジェクト 朝日新聞社×左ききのエレン Powered by JINS(以下、朝日新聞社×左ききのエレンPJT)」が、第40回新聞広告賞「新聞社企画・マーケティング部門」にて新聞広告賞を受賞した。
「朝日新聞社×左ききのエレンPJT」は、2019年の「新聞広告の日」(10月20日)に、朝日新聞内の見開き2ページ(全30段)をすべて漫画で掲載。漫画内に実際の企業を登場させるなど、新聞広告の価値向上を目的に、新たな可能性の開拓に挑んだ。
本プロジェクトでは、マンガのストーリーとしてアイウェアブランド「JINS(ジンズ)」が広告主として登場。JINSが販売するレンズ「バイオレットプラス」の広告企画を巡り、「左ききのエレン」の主人公である朝倉光一が在籍する「目黒広告社」と、話題性のあるプロモーションや企業ブランディングを得意とする「The Breakthrough Company GO」の2社による競合プレゼンが行われた。

2社による企画案は、特設WebページやTwitter上で公開され、読者投票を実施。より多くの票を獲得した朝倉チームの「近視の人にしか見えない広告」を2019年11月21日の朝日新聞全国版朝刊内で掲載した。
新聞広告賞は、新聞と広告との発展に資することを目的に「新聞広告の利用法や表現領域において貢献した活動」に贈られる。今回の受賞では、「漫画の世界観と広告主のニーズを巧みに組み合わせ、ターゲットをうまく捉えた広告企画」として高く評価された。

<プロジェクトの詳細記事はこちら>
人類の1/3しか見えない広告!? 「朝日新聞社×左ききのエレン Powered by JINS」の新聞広告を掲載


なお、本賞のグランプリである新聞広告大賞に選出されたのは、アウトソーシングテクノロジーの「会えなくても、一生同期だ 2020.4.1」。新型コロナウイルス感染拡大により、同期と顔を合わせることなく社会人のスタートを切った新入社員に向けたメッセージが選出された。

各賞の受賞作品は以下の通り。

新聞広告大賞

アウトソーシングテクノロジー「会えなくても、一生同期だ 2020.4.1」

広告主部門 新聞広告賞

アニプレックス「Fate/Grand Order 5th Anniversary」

石屋製菓「恋人は和解しました。」

島根県「早く会いたいけん、今は帰らんでいいけんね。早く会いたいけぇ、今は帰らんでいいけぇね。」

そごう・西武「わたしは、私。2020」

テレビ朝日「『君の名は。』地上放送告知」

新聞社企画・マーケティング部門 新聞広告賞

朝日新聞東京本社「朝日新聞社×左ききのエレン Powered by JINS」

日本経済新聞社「NIKKEI全国社歌コンテスト」

東京新聞「シャンシャンが家にくる日」

新潟日報社「『WE’REガタ店サポーター』企画」

山陽新聞社「桃太郎外伝 鬼詣 岡山見聞録」