ビデオリサーチは、2021年1月1日から1月3日の間に関東地区でオンエアされたテレビCMの動向を発表した。

今年の正月三が日では、企業数で610社(2020年:625社)、CM本数で11,568本(2020年:11,572本)のテレビCMが関東地区でオンエアされた。CMに出演しているタレント別に見ると、本数が最も多かったタレントは「住宅情報館」や「BookLive」などのCMに出演していた橋本環奈さん。2位は、スズキ「スペーシア」などのCMに出演していたももいろクローバーZ、3位はダイハツ「Tanto CUSTOM」などのCMに出演していた大泉洋さんが続いた。

タレント別テレビCM出演本数

1位の橋本環奈さんは前年のトップ20圏外から大幅に出演本数を伸ばしている。2位のももいろクローバーZは前年1位、3位の大泉洋さんは前年6位で、引き続き上位にランクインした。

企業別テレビCM本数

企業別では、興和が前年に続き1位となった。2位はダイハツ工業(前年2位)、3位はスズキ(同3位)と前年同様、自動車メーカーが上位にランクイン。なかでも6位に日産自動車(前年118位)がランクインし、前年より大幅に出稿本数を伸ばした。また、前年ではトップ10圏外だったソフトバンク(前年37位)、KDDI(同109位)といった大手携帯キャリアもトップ10入りした。

商品・サービス別テレビCM本数

商品・サービス別では、ダイキン工業(前年4位)のCMが最も多く出稿された。2位にはアップルジャパン(前年15位)がランクインしている。また、年始よりオンエア開始されたスクウェア・エニックスのスマートフォン向けRPG『OCTOPATH TRAVELER大陸の覇者』が3位にランクイン。10位にはDeNAの『逆転オセロニア』(前年37位)が前年からランクアップしており、今年もオンラインゲーム関連がトップ10入りしている。


<調査概要>
対象局:関東地区民放5局(日本テレビ・テレビ朝日・TBS・テレビ東京・フジテレビ)
対象期間:2021年1月1日午前0時~1月4日午前0時までのオンエアCM