利用率トップは「LINE」、年代別で利用傾向の差が【モビルスとペンシル調べ】
モビルスとペンシルは共同で、若年層からシニア層までを対象とした電話などの通信手段を含むSNS利用動向とLINE公式アカウントに関する意識調査を実施し、1月30日に、その結果を発表した。
同調査は、2022年9月22日から10月6日にかけて、日本全国の男女20歳代から70歳代までを対象とし、計643名のインターネットによるアンケートで実施された。
60歳代においてもその所有率は9割を超えるという調査結果もあり、LINEに代表されるTwitter、Instagram、TikTokなどの SNS利用も年代に関係なく情報収集や家族との連絡手段として国民生活に定着していると考えられている。こうした背景から、同調査ではコミュニケーションツールとしての各種SNSの利用動向と、代表的なSNSとなっているLINE公式アカウントに関する情報について調査を行った。
年齢別SNSアプリ利用状況の把握、および実態調査は以下の通り。
LINEは全世代で利用率トップとなった。その中でも60歳代85%、70歳以上75%の利用率は注目すべき点である。しかしその使い方は年代により違いがあり、特に商品の使い方の問い合わせでLINEを利用することについては、50歳以上と50歳未満ではその割合は大きく異なる結果となった。
「固定・携帯電話利用」と料金プラン
20歳代は電話を「利用していない」との回答が約3割あるが、この年代はLINE電話など無料アプリを電話として多用している可能性がある。また、シニア層は携帯会社の通話定額サービスなどもあり、このような結果となっている可能性もあると、同レポートでは言及した。
LINE公式アカウントでは「クーポン・割引情報」が必須
LINE公式アカウントで欲しい情報としては、「クーポンや割引情報」が全ての年代で高い割合を示し、最も欲しい情報という結果が出ている。企業のLINE公式アカウントにおいて外せないコンテンツとなりうると分析した。
LINEを質問・相談に活用するには、どの年代にもわかりやすいUI/UXが必要
シニア層はLINE公式アカウントから情報収集を目的としている可能性が高い。また、若年層では何らかの手続きに利用した層も一定数いるが、「質問の仕方が分からない」との回答もあり、質問や相談窓口としての利用のためには、どの年代にもわかりやすいUI/UXが求められると分析する。

60歳代においてもその所有率は9割を超えるという調査結果もあり、LINEに代表されるTwitter、Instagram、TikTokなどの SNS利用も年代に関係なく情報収集や家族との連絡手段として国民生活に定着していると考えられている。こうした背景から、同調査ではコミュニケーションツールとしての各種SNSの利用動向と、代表的なSNSとなっているLINE公式アカウントに関する情報について調査を行った。
年齢別SNSアプリ利用状況の把握、および実態調査は以下の通り。
アンケート回答者の属性
- 10歳刻みの年齢分布は、概ね均一な比率となっているが、70歳以上は回答者が減る。
- 若年層に比べ、年齢が高くなるほどITリテラシーの不足がみられ、インターネット利用者の減少と共に回答者も減少すると思われる。

年代別の各種SNS利用割合
- 普段利用している通信手段は、全世代においてLINEがトップ。
- 年代を問わずLINEとYouTubeは高い頻度で利用されているが、それ以外のSNSは若年層ほど利用頻度が高い。
- 携帯電話/固定電話は、高齢になるほど段階的に利用者が増える。


固定電話・携帯電話利用割合
- 年代別に見ると高齢になるほど利用率が高くなり、SNSとは逆の傾向が見られる。
- シニア層ではお店の予約などの連絡手段として電話が多用されており、70歳以降は商品の購入や使い方などの問い合わせ電話も増え、コンタクトセンターの対応は欠かせない。

LINE公式アカウントジャンル
- 「ショッピング」は各年代で最も割合が高く、60歳代までは年代に比例し割合が大きくなっている。
- 20歳代は「ショッピング」以外にも「飲食」「メーカー」が近値となり、登録先が分散傾向にある。
- 「行政・自治体・地域」「医療機関」はシニア層で登録が拡大しており、健康やコロナワクチン接種などの情報に敏感なことが想定される。



LINEに追加して欲しいサービス
- 「ポイント、クーポン、無料スタンプの拡大」が最も多くみられた。お得な情報や無料スタンプなどの更なる拡大が求められている。
- 「問い合わせ」についても約3割がサービスの充実を望んでいる。

まとめ
利用率トップのLINEただし50歳以上/未満で利用方法の傾向に差LINEは全世代で利用率トップとなった。その中でも60歳代85%、70歳以上75%の利用率は注目すべき点である。しかしその使い方は年代により違いがあり、特に商品の使い方の問い合わせでLINEを利用することについては、50歳以上と50歳未満ではその割合は大きく異なる結果となった。
「固定・携帯電話利用」と料金プラン
20歳代は電話を「利用していない」との回答が約3割あるが、この年代はLINE電話など無料アプリを電話として多用している可能性がある。また、シニア層は携帯会社の通話定額サービスなどもあり、このような結果となっている可能性もあると、同レポートでは言及した。
LINE公式アカウントでは「クーポン・割引情報」が必須
LINE公式アカウントで欲しい情報としては、「クーポンや割引情報」が全ての年代で高い割合を示し、最も欲しい情報という結果が出ている。企業のLINE公式アカウントにおいて外せないコンテンツとなりうると分析した。
LINEを質問・相談に活用するには、どの年代にもわかりやすいUI/UXが必要
シニア層はLINE公式アカウントから情報収集を目的としている可能性が高い。また、若年層では何らかの手続きに利用した層も一定数いるが、「質問の仕方が分からない」との回答もあり、質問や相談窓口としての利用のためには、どの年代にもわかりやすいUI/UXが求められると分析する。